
一言でいえばおもしろかった。
簡単にいえば、現代家族が抱える問題の映画。
だが、はちゃめちゃなSFコメディーであり、詩的というか暗喩に満ちたファンタジーで描いてるので人によってはさっぱりわからないかもしれない。うちの80過ぎた母ならきっとわからず途中で観ることを止めただろう。
それにしても、今、中国のSF作品はユニークで面白い大作が続き熱い印象だ。
「人生なんて意味あるの?」そんな悩める年頃の今どきな娘にどう対応すればいいのか、母親ではあるけど自分だってイライラする日々で”もし人生であのとき、別の選択していたら、、、”と思い悩む、いつもそれをやさしく見守るお父さん。
あのはちゃめちゃの中にはそんな出来事がみっちり詰まっているように感じた。とはいえ、”はぁ?なんだこれ?”と思った前半。しかし、最後は見事にとっ散らかった前半が回収されて、余計なシーンや登場人物がいなかった。そういうことでもあるのかもしれない、いつ、何時、物事は、つながりを持つかもしれない。
あれは、変化を恐れずたのしくやっていこうということだったのかもしれない、が、、、別次元に繋がるには非日常的なことしなくてはいけないという設定があまりにも馬鹿馬鹿しくて笑った。
ストレートに人生を語り良し悪しを相手に伝えたり教えるのは難しいことだと思う。それを物語のチカラを借りてバカバカしくもおもしろく、当事者目線で、マルチバースでいろんな体験をしながらやさしさと包容力に包まれる終わりになったと思う。
てきとうに仲良く暮らそう。
名作と思った。